家紋

近世大名へ辛苦の転身 秋田実季(さねすえ)の家紋、花押、軍旗
実季(さねすえ)の代から秋田氏を称するが、もともと安東氏である。【和歌】”住みわびる宿とも知らで夕顔の花のみ笑みの眉ひらくなり”【法名】高乾院殿空厳梁空大居士【墓所】三重県伊勢市朝熊町 永松寺、 福井県小浜市羽賀 羽…

反逆の昇龍、極北にあり 津軽為信(つがるためのぶ)の家紋、花押、軍旗
弘前藩の初代藩主。旧姓大浦。陸奥北端の梟雄(きょうゆう)である。その系譜は曖昧模糊としており、父親の名すら定かでない。もともと南部氏の家臣にすぎなかったのだから、当然である。津軽郡代の南部政信を補佐する三人の奉行の一人だった。そこか…

北斗の白鶴 南部信直(なんぶのぶなお)の家紋、軍旗
陸奥北部の支配者としての南部氏の歴史は古い。源義家の弟新羅三郎義光の孫と伝わる南部光行が源頼朝の側近となり、陸奥最北端の地を賜ったという。以来二十六代の信直に至るまで、四百年近い時を経ている。室町時代の南部氏の様子についてはよくわからな…